VDIに馴染みが薄い方へ、事前知識について、少しおさらい致します。
VDIとは、Virtual Desktop Infrastructure の略ですが、安心してください。
何のことかわからないという人のために、このページはあります。
リモートデスクトップ接続
まずは、Windowsをお使いの方ならご存知の方も多い、リモートデスクトップ接続について、おさらいします。
RDPともよく言われますので、この言葉は覚えましょう。
リモートデスクトップは、遠くにあるWindowsに接続することです。
誰かのパソコンのWindowsとか、サーバに接続する、とかですね。
Windowsに標準インストールされているから、無料で使えます。
接続すると、リモートのデスクトップ画面が、ウィンドウの中に表示されます。
以下の赤枠の中は、リモートのデスクトップ画面が表示されています。
VDIとは
繰り返しになりますが、VDIとは、Virtual Desktop Infrastructure の略ですが、
です。つまり、仮想デスクトップのインフラ環境という意味になります。
リモートデスクトップを利用して、仮想的なWindowsマシンに接続することを、VDIと言います。
では、「仮想的なWindowsマシン」とは、一体なんのことかについて、説明を加えていきます。
仮想化
VDIを構築する上で、「仮想化」というキーワードは、避けては通れません。
ここでは、「仮想化」について、超!簡単にご説明致します。
ずばり、
「仮想化」とは、
サーバ上でWindowsを動作させること
です。
その仮想化を行う特殊なサーバのことを、ハイパーバイザ(Hypervisor)と呼びます。仮想化に特化されたサーバです。難しいことばですので、知らなくても大丈夫ですが、もう少し我慢してください。
ここで、もう一度、
「仮想的なWindowsマシン」
について、考えてみて下さい。まず、「仮想的」という点ですが、
ハイパーバイザの上で動作すること=仮想的
と考えましょう。
今回、VDI上のWindowsは、すべて仮想的なデバイスから構成されることになります。
仮想NIC、仮想ディスク、仮想ディスプレイ、仮想CPU、仮想メモリ。
これらすべての仮想的なデバイスが、仮想マシンと呼ばれる、仮想的なパソコン上で使えるようになります。
その仮想マシンにインストールしたWindowsを、仮想的なWindowsマシンと呼ぶことができるのです。
まとめますと、
VDIとは、サーバ(ハイパーバイザ)上で動作する仮想Windowsマシンに、RDPで接続して使うこと、
となります。
RDPで接続されて、表示されるデスクトップが、仮想デスクトップとなります。
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